8月14日とクリアーゲーム
本日8月14日は自創作『クリアーゲーム』の5周年の日です……という事でとてもガッツリ長々と楽しくその創作についての話。
『クリアーゲーム』という自創作の存在さえ今までどこでも話したことがなかったんですが、5周年記念だしこの際少し話すか……という気持ちになったので。
クリアーゲームは2016年に小説を書き始めて多分現在50万字くらいある自分の中ではかなり長めの創作。
なぜ表に出していないかというと創作本編である小説をアナログで書いてしまっているから。……なんて悲劇だ。
空に月なんてもういない(今出してる&書いてる小説)も、3年前に完結させたアナログ原稿が元になっている。……が、それは書いたのがだいぶ前だったというのと、終わり方にあまり納得がいっていなかったので完全書き直しという形で表(ネット)に出そうという気になった。元のアナログ原稿の話とはだいぶ違う展開になっているので書いてて楽しい(ちなみに空に月なんてもういないとはもう7年くらいのお付き合いです)。
元のアナログ原稿は『25万文字のプロット』という扱いにしている(字数はおおよその計算なので本当にあっているかは知らない)。
ハンドメイド・オーディエンスも同じようにアナログ原稿で書いちゃっていたけれどあれは字数が圧倒的に少ないというのと、表に出す1年前とかに書いたものだったので原稿そのままパソコンに打ち込むだけ、という感じで比較的ラクに表に出せた。
一方クリアーゲームは……というと現状まだラスト一巻分完成させていなくて、さらに5年(5周年だからもう6年目なのか)くらい長々と書いている小説なので最初の頃と現在との文体が若干違う……完全な書き直しか原稿そのまま打ち込む方式か……ふむ……となってしまっている。
あとわざわざそんな手間かけるくらいならまだ描いていない小説書こうぜとも思う(シュリエラちゃんの話とか……)。
……というのは言い訳で。
実のところなーんで書いてないかと言うと、当時クリアーゲームを描いた時の心境と今の自分の心境が全く違うからだったりする。
自分にとって創作はその時の精神状態の現れ……みたいな話を今までにしたけれどその最たるものがクリアーゲームという創作。書き始めた頃から現在に至るまで、その時その時の自分の精神状態だとか思想がそのまま如実に表れている。
だから、クリアーゲームの残りラスト一巻分を書くことは今の自分にできるのだけれど、一から書くとなったら無理だよな……となる。2016年の頃の自分には多分戻れない。だったらアナログ原稿の文章そのまま打ち込めばいいじゃん⁉とも思ったけれど……いや、それはそれでまた別の問題が(文が拙いのでそのままでは出しにくいという問題が)ある。
まあそもそも人に見せる目的で書くというのが根本にあるわけではないので別に表に出さなくても良いやとも思った……というのは格好つけた言い方で、その小説を書く中で見つけた自分の中のあれやこれやを単に自分だけのものにしておきたいからなのであった……。
いつかまたクリアーゲームを書き始めた当初のような思想や精神状態になった時、あるいはその時の自分の分析をしたくなった時に小説を出すと思います。あるいはとてもとても暇になった時とか。
空に月なんてもういないも昔のアナログ原稿の方は当然、昔の自分がその当時の精神状態で書いてるんですけど、書き直しで今の自分の思想に切り替えた話にうまく転換できたから書けている(と思う)。
クリアーゲームはそれができなさそうなので現状このような状態に陥っているのでした。うむ。
……とはいえ設定とか世界観とか登場人物は好きなので以下、説明していきます。
今出している小説を見ても分かるように(分かるのか分からないけども)、文章にした時に思想云々が出てくるので設定やらの説明は別に構わないという……。
クリアーゲーム
登場人物
楠内余(くすうち あまり)。高校三年生。主人公はこの子。
ただただ偶然オッドアイで生まれただけであって目に隠された力があったりはしない(世界観的にオッドアイはさして珍しくはない。日本でいうところのAB型の人くらいのイメージ……)。
ちょっとした理由から『ちょっとできるやつ』くらいの賢さがあったので市内で一番賢い高校に進学したものの、これまたちょっとした理由で高1の夏休み、成績がぐんと落ちる。
要するに賢い高校行ったは良いがその中で落ちぶれてしまった子。
今ではもうウグイスは「ウーグイス」と鳴くと信じるほどのアホになってしまった。
あと背後霊に憑りつかれている。
炸裂花火(さくれつ はなび)。
主人公の相棒的なポジションにいる。
性格はもう名前から察してほしい。
甘菓子登日(あまがし とうか)。
主人公に憑りついている背後霊がこの子。
高校生の時に事故で死んだため、見た目がその当時のまま……なのだけれど中身はもう30代である。おばさんだとは言われたくないお年頃。
牧野栗亜(まきの くりあ)。
タイトルの通り『クリアーゲーム』というゲームの話なんですがそのゲームを始めた首謀者のうちの一人。性格はほぼリチェ。
他にもたくさん登場人物はいるんですけど、まあ今は人物説明はこれくらいで。
世界観
人間、魔術使い、幽霊、神様、悪魔……等々、様々な人種がそれなりに上手く共存している世界。空に月なんてもういないの数千年後に新しい星が誕生するのだけれども、そこに暮らす人の話。その星(星の名前はレメロードと言います)に人が暮らし始めて千年後……とかのお話。
本編ざっくり
いつまでたっても戦争はなくならないな……と思った一人の研究者が『戦争はなくならないけれど死者を出さない戦争ならできるのではないか……。仮想空間を作りそこで戦争をするシステムを作ろう』と考え、後に『クリアーゲーム』と呼ばれるシステムを作る。
……が、そのシステムを使って姉妹喧嘩をしようとたくらんだ少女(牧野栗亜の妹)がそのシステムを悪用する。しかし、まだ完成前の状態だったり他にも色々な原因があって、ゲームの適用範囲をレメロード全体(一つの星全体)にしてしまった……というお話。愚か者しかいねえ。好き。
全体の流れとしてはその辺によくいるような少女(楠内余)の内面の成長の話。
また何かしらの機会があったり時間があったりすれば書くのかもね……。とりあえず今はラスト一巻分を仕上げることが目標。
何はともあれ5周年おめでとうございました。楠内余が大好きだ。
最後に、写真は本棚に立てられしクリアーゲームのアナログ原稿(ノートに書き貯めているだけ)である……。
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