よるつる便 1

【1】二種の腹痛盛合せ(2023.07.31/2023.08.08)

①7月某日

 思ったことは書かないといけないし、書いたものは残さないといけないし、書いて残さないと全て忘れてなくなったことになってしまう、という一種の強迫観念的なものがまだ私の中にかなり残っている。それがあるから幾らでも文字を書いて打って、ということができるけどこれが果たして良いことなのかがいまいちわからん。

 腹が痛すぎてこの文はトイレの中で書き始めた。家じゃなくて出先のトイレ。文を書いていたらこの腹痛も治るんじゃないかと祈って書いている。出先のトイレで文を打つことはよくある。というかそれだけ外で腹が痛くなる。

 振り返ると、例えば図書館、学校に行く直前、駅の中、部活中、模試会場、道中での公園、バイト先等々。そして今も。

 思い返せばキリがないくらい今までにも腹が痛くてその度にトイレの中で文を打っていた。

 昔はひたすら自分ですら何を信仰してるのか分からないなりに神に祈ったりしていたが、スマホを手に入れてからは腹が痛かったらスマホを持ってトイレに入る。で、文を打っている。祈りよりこちらのほうが遥かに気が紛れる。もしぶっ倒れても最悪助けを呼べるし。

 今日腹が痛かったことも、これを書かないと永遠にこのことは忘れ去られて後々同じことが起こった時に対処できなくなるんじゃないかと思ってしまう。だから文を書く。

 後々同じことがあった時に対処できるように書き記すというのはほとんど歴史だということに今更気付いた。トイレの中で。

 蝉が鳴いてる。腹が痛い。気温が30℃を越えてるくせにこの寒気は一体なんだよ。



②8月某日

 しばらくぶりにこの文章の続きを書き始めた。およそ二週間ぶりくらい。お腹が痛かった時の文章の続きをお腹が痛くない時に書くのはな〜と思って放置してたら、二週間ぶりくらいにお腹が痛くなったんで続きを書いてる。この腹痛は風邪で寝込んで全然飯を食えなかったところ、久々に飯を食ったら胃やら何やらびっくりしたタイプの腹痛。今回は出先ではなく家のトイレ。

 腹というかもう胃から下全部が死んでる。寒気がひどい。こんな時でも文章を書くと落ち着くのがマジでおもろい。どうなってるんだ。

 それと丈夫さが売りなので数日引きずるレベルの風邪なのがまじで久々すぎる。

 架空の人物が可哀想な状況に陥っているのが大好きなので病気で苦しんでいるところを妄想したり書き出したりすることもあるけど、苦しんでいる側からしたらたまったもんじゃねえだろうな。それはそれとしてそういう状況は実際にない空間の中でなら好き。別に誰にも看病されず一人で苦しんでいるシーンがあると拍手喝采してしまう。

 今回風邪引いて部屋の照明がリモコンで消せる恩恵を今さら受けた。人って部屋の照明消すだけでも体力使ってんだな。

 これからもう、リモコンで照明を消せる部屋にしか住まねえ。喉が死んだ時にどうしようもないので音声認識じゃダメ。リモコンが良い。将来は図書館付きで電気がリモコンで消せる豪邸を建てる。


【2】特産品をどうぞ (2023.08.14)

 今回、記事のタイトルを『よるつる便1』と名付けたことについてとか云々について。

(ここでだらだら書いていたが中略)

 ネットに触れてない閉鎖的な時代は(閉鎖的という言い方もあれだが)、まあなんというか(小説等を)書いてから誰かに見せるまでにかなりの間があった。そして相手にある程度一回で見せる量も多かった気がする。

 SNSはこまめに小出しに今あったことを……みたいな風土があるが、私はそれとは真逆のある程度スパンをとってまとめて、というスタイルが身に染みすぎている(これは生来の性格もあるかもしれないが、ネットに触れていなかった時間が同じ年の人よりもかなり長かったという原因もかなりある)。

 SNSを眺めてもいなかった頃は、好きな本の続刊が本屋に売られてるかなってわくわくしながら定期的に本屋に通ったりしてたのにさ!友達の書いた小説の続きがいつ読めるのかなわくわくしながら学校に行ってたのにさ!今回はこの話がよく出来たけどどんな感想が来るのかな、早くノート一冊書き上げようってわくわくしながらペンを動かしてたのにさ!

 今はすぐに情報が入るばっかりにこのような楽しみは失われてしまったのだ……とか書くとインターネットに物申す人みたいになってしまうから嫌だけど、そもそも全然物申すつもりはなし、単に自分の小さな世界の気候風土と今の巨大大陸であるネットとの気候風土風習が全く違うね、というだけの話。

でも巨大大陸とも上手くお付き合いしたいのでな~~~~、身勝手だけど。

(中略)

 そもそもネットに触れてる時点で私の持つ小さな世界に完全な独立性はなく、巨大大陸(巨大国家?)の属国的な位置にはなるけど。完全に取り込まれないなりにどうにかこうにか自分の世界の境界を見出してうまく貿易出来たら良いなと思ってる。何なんだろうね、これは。

 ということである程度記事がまとまったら出す、というスタイルになると思われる。

 細かい話をぽろぽろというよりはまとめて一冊にするような感じ。

 前のスタイルとどちらの方が読む側にとって良いんだろうな~とか思ったけど、私の領域の話だし自分に合うようにしていきたい。Eツリ国の特産品だよ、これが。


 ついでに最近の小説と音楽の話。

 最近久々に小説を書いてる。色々思うことがあったけどここに書くと何もなくなってしまう気がしたので書かない。ここに書くとすっきりしてしまって小説が書けなくなってしまう。小説でどうしても昇華できないことだけここに書くと最初の頃に決めていたのにね。いつの間にか境界が曖昧になっている。境界は大事。

 そして音楽。最近、今放送されてるプリキュアを見てて「音楽……良すぎやろ……」と感動してサントラを買った。何よりも変身の時のBGMが良い。音楽で情景が作れるのって本当にすごいな。私が強敵に立ち向かう時も何か良いBGMが流れないかな。

それとCö shu NieのSAKURA BURSTも同時に購入した。オルグ版でのレテへの行進を聞いた後でSAKURA BURST版でのレテへの行進を聞いて「アッおっあ~~~~~~~~~~~~~」と心臓をぎゅっと掴まれた。やはり音楽は良いな。

 風邪を引いた時に耳が痛くてちょっとした音が脳に響きすぎるから音楽が聞けなかったんだけど、治って久々に聞いたら良すぎて泣きそうだった。心が震える。

 音楽を聴いていつも震えてられる心でありたい。


【3】

それと更新していない間も拍手ありがとうなのでした。見てくれる人がいるのって嬉しいのな~~の気持ち。ありがとう。