それは小さな夢のようでいて、大きな目標だった

 いつしか記事にも書いた、未来の自分に手紙を書いて、そこに記された年齢になった未来の自分がそれを貰うということをまだ繰り返している。今年も過去の自分から手紙を貰った。未来の自分に渡す分はまだ書いていない。

・今回貰った手紙を書いた過去の私は、色々なことを始めだしたみたいで、不安もあるけれど楽しい、ということを書いていた。あまり記憶に残っていないがそういうことらしい。「これから何となく歳をとって、なんとなくで生きていくんだろう。でも未来に自信が無くても行動せよ」……みたいなことが記されていた。こんなことを書いたんだな、ちょっと立派だったかもしれないな、過去の私は……とかそんなことも思った。

・絵も小説もかいていなくても別に何も言わないよ、許しもしないけど……と書いていた。とりあえず今の私はまだ書いているので許されているのかもしれない。すごく許されたい。許せ。

・「それは夢とはいえないほどに小さな夢かもしれないけれど、でも大きな目標だから頑張っている」と書いていた。もしこの手紙に返信を届けられるなら「分かりみ……」と書いていた。分かりみ……。小さな夢なんだけど大きな目標なんだよな、分かりみ。頑張れ。

 さあ私も未来の自分に向けて手紙を書くか……と思ったが便箋を切らしているのでまずは便箋を買いにいかねばならない。これは小さな夢でもなんでもなく、小さな目標。便箋を買いに行く。春色の便箋が良いな。